古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

仕事の前に行く所

zenkoh2008-04-28

 昼過ぎに亀のたくさんいる池の横を通り、100円均一台へ。
 追加を期待してのこと。
 松浪信三郎『虚虚実実』、「長太郎さんの小屋」というのは、川崎長太郎自選全集の月報に載った文章だ。松浪氏は昭和16年まで河出書房の編集部にいた、とあった。そしてその当時、水守亀之助とよく会っていた、とも。
 由起しげ子『夕すげ』
 若杉慧『未知のふるさと』
 山本初太郎『文芸春秋時代2』
 安西水丸『青山の青空』などなど。
 クラインの300円均一で、
 眞杉静枝『萬葉をとめ』、昭和21年、京都印書館、
 武者小路実篤、中村地平、中山義秀などの名前が思い浮かび、
 思いはさらにその波瀾万丈な人生に向かうが、眞杉静枝の作品
 を読むと、意外に落ち着いた世界が感じられる。