古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

寒くて寒くて家に戻る

zenkoh2008-01-14

 バド・パウエルドン・バイアスキャノンボールに捧ぐ」を聴きながら書いていこう。
 今日も休み。昼すぎ、そこら辺をぐるっと散歩しようと家を出る。まず、マルギン前100円均一。出遅れた。
 ジャネット・ルイス『マルタン・ゲールの妻』(水声社)、ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』丹治愛訳、耕治人『そうかもしれない』。この本、布に問題があるのだろう、シミ、黴がつきやすい。いい作品集なので「にのにのいちのに」に出そう。「にのにのいちのに」用にもう一冊、ポール・ギャリコ矢川澄子訳、『雪のひとひら』。もっと買いたくてねばるがこれ以上買えなかった。
 ガケに寄り、うめの君といろいろ話す。「善行堂」の売れ行きもいい調子。
 「全適堂」は前のワゴンを仕舞いかけていた。用事があるとのこと。残念。ぶんこ堂へ。古井由吉『眉雨』(福武書店)100円、朝永振一郎『庭にくる鳥』300円。
 外で見ていると、寒くて、ブルッ、ブルッときた。萩、恵文社、福田屋、吉岡、水明洞、尚学堂、黒猫堂とまわろうと思っていたのだが、こんなに寒いとは。家に帰って、高校サッカー決勝でも見よう。そんな弱気になってしまった。