古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

ファックスも調子悪い

zenkoh2007-08-29

 中央公論の校正も終わり、ほっとする。あとは発行を待つだけ。これこれ、このときがうれしい。
 夏期講習もあと二日だ。夏期講習は年々「あきつ」なって、あれっマチガッタ、「きつく」なって、あと何年できるだろうか、といつも思う。だからと言って、「体力の限界、引退します」というわけにもいかない。
 古本屋さんにもあまり、行けないが、それでも、毎日、ちょこっと、のぞいている。最近、うれしかった一冊は、野平健一の『西暦1999』だ。副題に、「続矢来町半世紀」とある。発行者が野平健一になっているので、私家版なのか。制作は新潮社、限定版とある。ブックオフで、105円だった。野平さんは、太宰治の近くにいた、編集者だ。
 道江達夫の『昭和芸能秘史』(中公文庫)も105円で買うことができた。これも読みたかった本だ。ページをめくると、「執念の東宝入り」とあって、はじめから面白そう。