古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

三岸好太郎の挿絵

zenkoh2007-06-27

 昨日たくさん持ち帰った(買ったとは書けない)ので、今日は外市の本でも詰めようと思い、二三冊箱に入れるが、やっぱり古本屋に行きたくなる。松岡さんと回ろうと思いメールするが、連絡つかず、家を出た。天牛に向かうが、途中で、ブックオフに寄らんでええのかといういつもの内なる声。この声のおかげで何回もええ思いさせてもらっているので、途中下車する。でも今日は何も買えなかった。10分ぐらい見て回り、大阪へ。この前また、猫を肩にのせて古本を見てる男性にあった。横にいくとこちらの肩に移りそうでこわい。ぼくはどうも動物が苦手で、なんかコワイんだ。考えてみれば古本以外はほとんど苦手だ。
 天牛でも買えず、矢野書房でも。矢野さんが、「昨日の読売見ましたよ」と声をかけてくれる。今からこの新聞、ハナ書房に持っていき、みせてくる、とも。
 ハナ書房に入り、いろいろ最近仕入れた本をみせてもらう。仕入れ値が高いのに驚く。一部の本の値段がどんどん高くなっている感じだ。
 昨日もそうだったが、最近大阪の古本屋をまわっていて困るのは、『ブンブン堂のグレちゃん』のせいだ。加藤京文堂でも矢野書房でもハナ書房でも、つい笑ってしまう。それをこらえるのがつらい。座っているだけでおかしい。表紙をみるだけで笑える。これは傑作なのだろう。
 ハナ書房でみた、三岸好太郎の装幀本、よかった。