古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

ビラがポストに

 朝、編集集団、「140B」の大迫くんから電話があり、『京都に住まえば』の相談。いよいよ大詰めか。楽しいページになりそうだ。京都の古本屋さんと喫茶店の紹介ができるのがうれしい。
 郵便受けを見ると、何かビラがある。取り出してみると、「良書古書、オープンサービス、ユニークですよ」とあり、簡単な地図も書いてある。分かりにくいが、四条大宮らしい。電話番号も無いし、店名も無い、オープンサービスという意味も不明だけど、これは知られていない穴場かもしれない、と思い、阪急河原町駅から電車に乗り、出かけてみた。
 うーん、どこをどう探しても、なにもなかった。これはイタズラだとしたら、ぼくしか引っかからないだろうイタズラだ。何の得にもならないのに、人の弱味につけこんで、本当に困ってしまった。でもこんなピンポイントのイタズラがあり得るのか。今日は天神橋筋商店街の古本屋めぐりをしようと思っていたのに。そうか考えられるのは、それを阻止したいだれかがいるのかも。うーん分からない。
 河原町にもどる車中、ビラを眺めつつ、こんなことを考えていた。そのとき、よくビラをみると、9時から翌朝1時とあった。もしかして、この9時というのは、夜の9時のことなのか。そういえば朝の9時は早過ぎる。翌朝1時までというのもすごいなあ。よくわからないが、今日はそんなこんなの一日でした。
 ああ天神橋にいい本があったような気がする。
 深夜、「対談本」に書き込むが、添付できなかった。