古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

『海鳴り』19、入手

 急用ができて、四天王寺へは行けなかった。今日は何回も500円袋のことを考えた。詰めて詰めて袋やぶれるぐらい詰めたかった。
 急用を終え三月書房に向かう。EDIの本を購入して、編集工房ノアのPR誌『海鳴り』19号をいただいた。山田稔さんは、椎名其二のことを書いておられる。ぼくも椎名其二のことは、野見山暁治『四百字のデッサン』を読んで興味を持ち、もっと知りたいと思い、蜷川譲の『パリに死す 椎名其二評伝』や椎名其二翻訳のラクロワ『出世をしない秘訣』などを読んだことがあった。久々に聞くなつかしい名前だった。山田稔さんは、『出世をしない秘訣』という本のことで、自分のは1960年1月発行の二刷だといい、はたして三刷はあったのかという意味のことを書いていたが、ぼくのは同年同月発行の第七刷である。
 鈴木漠『書肆季節社愛惜』も興味深く読んだ。
 仕事帰りの「コミックショック」で、『新編久坂葉子作品集』(構想社)を420円で買った。
 明日は「みやこめっせ」で古本まつりがあるが、行こうかなあ、やめとこうかなあ。どうしよう。