古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日は、火曜日、善行堂の定休日です。

わたしは、用事で大阪へ。

久しぶりに嫌な夢を見た。

大学を退学、それもひとつの授業をサボっただけなのに。

 書類みたいなものがあるのだが、それが読んでも

全くわからない。説明してくれる学生に、結局どういうこと、

と聞くと、ここに書いてあるでしょ、と指で指した。

そこに書いてあったのは、

「閉店」

まわりでみんなが、厳しいなぁ、と言ってる。

単位が足りなくて卒業できない夢は何度も

見たが、退学とは。それも退学を閉店と書く嫌味はゆるせない。

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 白地社から出ていた未刊行著作集「伊藤整」は、

曽根博義さん編集。

何冊も持っていたが、最後の一冊が実家にあった。

持ってかえろう。

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夜、対談本の注を書く。

注は、簡単に書けるだろうと甘くみていた。

数が多いので大変だ。簡単に書けるものなどないのだ。

深く反省する。

本が売れないと版元に迷惑がかかるので、精一杯しないと。

精一杯頑張って、不安を少なくしようとしている。

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持って帰った「伊藤整」を読みたいが、ぐっと我慢。

さっき、パラパラとページをめくったら、

目次に、左川ちか詩集、ジョイスを偲ぶ、「夢十夜」解説、

武田麟太郎の思い出、「新科学的」の思い出、など読みたい文章が多い。

「新科学的」という雑誌には、上林暁も書いたことがあります。