古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日は火曜日、善行堂の定休日です。
私は、古書組合の市会へ。
倉庫でも良い本を掘り出してきたいと思います。
そのあと、寺町周辺の中古レコード屋めぐりを。
夜は、埴原一亟小説集のあとがきを書き継ぐ。
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埴原一亟小説集の装幀案が送られてきた。
これはまた素晴らしい。良い本になるのは間違い無し。
売れるかどうかの心配はあるが、きっと読んでもらえると思う。
そう思いたい。
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市会は席に残らず、1点だけ入札し、倉庫に上がる。
島崎藤村の「平和の巴里」がありました。
大正4年、初版、左久良書房。
ぼくは、藤村の巴里についての文章が好きで、
この本もあってうれしい。タイトルがもうひとつだが、
左久良の本らしく、明治大正の匂いが感じ取れる。
小型の本で、久しぶりに藤村を読もうか。
他にも、5、6冊カバンに入れて、外へ出ると、雨が降っていた。
ハイファイ堂で、2枚、ワークショップレコードで1枚購入。
こうしてものはどんどん増えていく。




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この本も持って帰ってきたが、
はじめて見る本だった。
トマス・チャタトン『悲劇イーラ』(平成8年)角田文雄訳。