古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日も善行堂、12時から20時までの営業です。
いよいよ、岡崎武志還暦記念トークの予約が始まりました。
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岡 崎 武 志

風 来 坊 ふ た た び


いいじゃないか

笑うなよ 木よ風よ石よ

そして友よ



「スムース」同人では、一昨年の林哲夫さん、昨年の山本善行さんに続いて、今年60歳(還暦)を迎えることになりました。そこで、お祝いの会を開こうと、扉野良人さんが動いてくれ、徳正寺本堂の場を借りて、有志で集まることが決まりました。この機に合わせて古書善行堂から出した詩集『風来坊ふたたび』に、曲をつけてくれた歌手の世田谷ポンポンズさんが、その歌を披露してくれうそうで、こちらも楽しみ。とにかく、一箱古本市あり、プレゼントありと内容盛りだくさんのトーク & ライブ になりそうです。どうぞご参集下さい。

                                   岡崎武志


日時:5月3日(水・祝)


開門:15:00

*本堂の縁側では、sumus 同人(+世田谷ピンポンズ)による一箱古本市があります。


開演:16:00 (18:00 終演)


場所:徳正寺 本堂


徳正寺

〒600-8051

京都府京都市下京区富小路通り四条下る徳正寺町39

地下鉄烏丸線四条駅から徒歩7分。京阪祇園四条から徒歩9分。四条富小路交差点(西南角に福寿園が目印。北西角にジュンク堂書店)を南へ50m、西側(右手)に寺の本門があります。


定員:70 名(予約の方優先、ご予約はメリーゴーランド京都mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp まで)


参加費:2,000 円(おみやげ付き)




出演:


岡崎武志 (60)

1957年大阪府枚方市生まれ。1990年上京。書評家、古本ライター。雑誌編集者を経て、『文庫本雑学ノート』(ダイヤモンド社)でデビュー。著書に『気がついたらいつも本ばかり読んでいた』(原書房)、『古本道入門 - 買うたのしみ、売るよろこび』(中公文庫)、『ここが私の東京』(扶桑社)、『気まぐれ古本さんぽ』(工作舎)ほか多数。


山本善行 (60)

1956年大阪生まれ。学習塾を経営のあと、2009年銀閣寺近くに「古書善行堂」を開く。2017年、善行堂出版第一弾、岡崎武志詩集『風来坊ふたたび』を発行する。

著書に『古本泣き笑い日記』『関西赤貧古本道』『古本のことしか頭になかった』。共著に『新・文學入門』、編著に上林暁『星を撒いた街』『故郷の本箱』、黒島伝治『瀬戸内海のスケッチ』。ただ今、『埴原一亟短篇集(仮題)』の準備中。


林 哲夫 (61)

昨年末、五年越しの『花森安治装釘集成』を完成させました。刊行記念イベントとして、神戸、伊丹、東京とトークショーを開催し、制作の間ずっと花森の装釘について考えてきたことをスライドとともにお話しました。いよいよ5月5日には京都の誠光社で行います。皆様のご来場をお待ちしています。京都市の中心街近くに引っ越し、自転車で古本屋に通うという念願がかなった今日この頃です。


扉野良人 (45)

1971年、京都生まれ。僧侶。

目下、大阪発の昭和二〇〜三〇年代の子どもの投稿誌『きりん』の詩のアンソロジーを計画中(港の人より11月刊行予定)。たとえば一九五四年の5歳の作

「ぼくのした/「うごけっ」と、/ぼくがめいれいしたときは/うごいたあとだ。/ぼくのしたをぼくよりさきに、/うごかすのは、/なにや」


荻原魚雷 (48)

1969年三重生まれ。大学在学中からライターをはじめ、書評やコラムなどを執筆。著書に『本と怠け者』(ちくま文庫)、『活字と自活』(本の雑誌社)、『閑な読書人』(晶文社)、編著に『吉行淳之介エッセイ・コレクション』(全4巻、ちくま文庫)など。『sumus』には3号から参加。ブログ「文壇高円寺」(http://gyorai.blogspot.jp/)。岡崎さんとは高円寺の「テル」というバーで知り合いました。わたしは二十代半ばごろ、岡崎さんは三十代後半だったとおもいます。『sumus』に誘ってくれたのも岡崎さんで、それが古本エッセイを書くきっかけになりました。還暦おめでとうございます。




特別ゲスト:


世田谷ピンポンズ

フォークシンガー。京都在住。文学。漫画。古本屋。純喫茶をこよなく愛する。吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲などに影響を受けながら、生活の些細な機微をとらえ、「いま」を歌うその懐かしくも新しい歌は「六畳半フォーク」と呼ばれる。2015年にはその音楽に惚れ込んだピース又吉直樹との共作「アナタが綴る世界」(詩・又吉直樹 曲・世田谷ピンポンズ)を発表するなど活躍の場を広げている。


*会場では同人の新刊・旧刊著書もとりそろえます。

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