古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

今日も本の好きな人がたくさん善行堂に来てくれました。
私は色川武大のエッセイを読みながらお客さんを待っていました。
読書に疲れると本の片付けをしたりと、なかなか忙しい。
すっきりと片付けたいので、倉庫に持って行くしかないかと思う。
持って行けばそのままになってしまいそうで、思い切れないのだ。
でも狭い店なのに、棚が本で隠れているのは問題だ。ずっと気になってるのだけど。
塚原さんは遠いのによく寄ってくれる。いろいろ話しながら本を見てくれる。神戸の「ギャラリーロイユ」の話なども。今、林由紀子展開催中で、銅版蔵書票集「プシュケの震える翅」を見に行きたいのだが、なかなか時間がない。
望月さん、田舎でとれた野菜を持って来てくれる。ありがたく頂く。望月さん、色川武大の文庫が全部揃ったという。こんな話はこちらまで楽しくなる。私の方は売らないといけないのだが、自分の棚もまた一から作りたいとも思う。全部売って、また最初から集めようと思っているが、全部売るのは時間がかかるなあ。
武田さんも来てくれる。
天野忠のことや、坪内稔典さんのことなど話す。
武田さんも善行堂で買った本をメモに残してるそうで、それもかなりの数ですよ。いったいこの二年半でどのくらいの本を売ってきたのだろうか。