古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

中村文則の小説

 今出川通りを西に。
 すると自転車にいっぱい古本を積んだ女の子。よく見ると、ガケ書房バイトの子子子ちゃんだった。自転車を降り少し話す。文庫、マンガ、単行本、30冊ぐらいか。今日は鞍馬口100均の日だったので、そこからの帰りなのだ。古本病にかかり古本力がついてきているのがよくわかる。
 吉岡の店頭など見て、ブックオフ三条店で、とうとう200円本買ってしまう。
 中村文則『最後の命』(講談社)。電車の中ですぐ読みはじめた。
 京橋、紀伊國屋書店で新刊チェック。買いたい本はまだ出てなかった。
 夜、携帯をさわると、140Bの大迫くんから電話もらってるみたい。(まだ携帯使いこなせてない)それで、授業の合間に電話すると、「ななじゅうまる」にテレビの取材が入っているという。
私にもインタビューというかコメントというか、そんな話だった。生でなければ大丈夫だと思ったが、取材がこの土曜日だという。そういえば去年の今ごろ、京都テレビの「京都ちゃちゃちゃ」に出演したのだった。あれは生放送で、1時間だった。今考えるとよく出たもんだ。それが、12月10日に一部再放送されるという連絡も入った。名場面集みたいだとしたらうれしい。
 「ななじゅうまる」は朝日新聞で大きく取り上げられたこともあり、よく売れているみたい。テレビの取材があれば、さらに動くだろう。今のうちにもう少し買っとこう。
 深夜、ジャズ喫茶「ラッシュライフ」に寄る。モンクがかかっていた。晩年の録音だった。
 珈琲を飲みながら目を閉じた。