古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本のある風景

zenkoh2007-10-13

 読みたい本も多いし今日の休みは家にいてジャズを聴きながら読書しようと思っていたのだが…。
 「京都のミスター古本」(林哲夫命名)とまでいわれたら、家で呑気に本など読んでいられない。ちなみに「古本ソムリエ」は、ガケの山下くん命名です。
 それで仕方なく、ぐるっとパトロール。昼は、ビヤントでビーフカレー甘口。ということは、そうです、水明洞なんです。大将が新しい箱を出していそうな予感がしたのだ。
 新しい箱は並んでいたけど、一冊しか買えなかった。正宗白鳥『文學修業』(昭和17年、三笠書房、4000部)100円。
 パン屋さんに寄るがまた売り切れ。食パンが上手いのでときどき寄るのだが、あまり作っていないので、たいてい売り切れ。たまに買えるときがあって、そのときは1000円ぐらいまとめて買う。
 富山房書店へ。ここでいい本に出会えた。植村達男『本のある風景』(昭和53年)。カバーには、小出楢重のカット。野呂邦暢の序もいい。野呂邦暢の文章はどんな短いものでも集めておきたい。本格的な全集(文庫でもいい)が出るときのため、今から準備しておこう。
 まだ読んでいないけど、この『本のある風景』は、よさそうだ。はじめ私家版で出したのだという。読むのが楽しみ。