古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

もうすぐ下鴨下亀

 京都三大祭りのひとつ、下鴨納涼古本まつりが、もうすぐだ。安いということでいうと、下鴨が日本一だと思いたい。これには参加しないとね。ぞくぞくプロフェッショナルもやってくる。それを迎え撃つ古本ソムリエ。でも毎年負けているなあ。いざというときに弱い古本ソムリエ。最初の30分ぐらい、「時間よ止まれ」みたいな忍法が使えたらなあ。ブッダハンドの両手をしばり、均一小僧を本部のマイクの前に座らせ、ウンチクサイを目隠し、ナンダロウは靴を脱がそう、魚雷くんは、100円均一のレジに手ぶらで並んでもらう、松岡さんは絵本コーナーへ。
 でも作戦はホントに考えないとな。今年は安い本は買わずに、高い本ねらいでいくとか、みんなが昼めしを食べる昼頃に一気にまわるとか。いいこと思いついた、今年はこれでいこう。「臨川はコチラ」というビラを駐車場の方に矢印をつけて貼付けるのだ。これはぜったいいける。ぼくならひっかかるだろう。よしこれでいけるぞ。均一小僧はもうこちらにむかっているので、この日記みないしな。もうあと2、3こ、考えよう。