古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日は火曜日、善行堂の定休日です。

私は市に行き、そのあと河原町を散歩する予定。

古本屋やレコードショップにも寄りたい。

茶店でアピエの校正も。

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古書会館での市で、三つ入札。

席に残らず、倉庫の整理もせず、会館を出る。

何も考えないようにして歩く。

レコードをレティシアで一枚、アート・テイタム

ワークショップで二枚、アーマッド・ジャマル

チャンピオン・ジャック・デュプリー。

古本屋にも寄り、文庫を12冊、単行本1冊買う。

京都大学で生物の研究をしているという男性、ご来店。

少しお話する。専門以外の本も読み、善行堂に並ぶ本を

ほめてくれる。

望月さん、久しぶり。

最近の入荷をいろいろと見てもらう。

アップルストアーで働くOくん、ご来店。

めちゃくちゃ忙しいと。

そりゃそうでしょう。

私はヒマなので、徒然草を読んだりしていた。

さすがに面白い。

久米の仙人が、川で洗い物をしている女の

白いふくらはぎを見て、神通力を失い、墜落した、

みたいな話もあった。またその文章が抜群。

久米の仙人を笑うのでなく、それは仕方ないと書いてある。

女性の魅力を表す文章が素敵だ。

ーーーー手足・はだへなどのきよらに肥えあぶらつきたらんは、

外の色ならねば、さもあらんかし。

声に出して読むとなんとも気持ち良い。

学術文庫で読んでいるが、解説も分かりやすい。

本日の善行堂、12時から20時までの営業です。

今日は京都の大市なのだが、どうしても行く気になれず、普通の一日とする。

何事も自然に、というのが大事だと思う。

本を読んで音楽を聴いてお客さんとお話しする、そんな一日に今日もなるだろう。

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デコさんにお願いごとのダイレクトメール。

店内のポスターを和田誠に。

野口冨士男の「作家の椅子」をエリス・ラーキンスを聴きながら少し読む。

 

 

 

 

林哲夫さん、ご来店。

油絵のリクエストを数点。

香港の張さん、香港に帰るとのこと。

画集も出すというので、それも楽しみ。

最近週に二、三回来てくれるOさん、

ご来店。考える人やKOTOBAが好きで集めていると。

 

今日は、滋賀県まで買い取りに。

善行堂に持ち帰ったが、査定に

時間がかかる。

くら寿司で昼食、花房で珈琲とチーズケーキ。

店ではCDを聴く。ときどき機械は動かした方が

いい。アート・ペッパーを繰り返し聴く。