古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

京都大学で生物の研究をしているという男性、ご来店。

少しお話する。専門以外の本も読み、善行堂に並ぶ本を

ほめてくれる。

望月さん、久しぶり。

最近の入荷をいろいろと見てもらう。

アップルストアーで働くOくん、ご来店。

めちゃくちゃ忙しいと。

そりゃそうでしょう。

私はヒマなので、徒然草を読んだりしていた。

さすがに面白い。

久米の仙人が、川で洗い物をしている女の

白いふくらはぎを見て、神通力を失い、墜落した、

みたいな話もあった。またその文章が抜群。

久米の仙人を笑うのでなく、それは仕方ないと書いてある。

女性の魅力を表す文章が素敵だ。

ーーーー手足・はだへなどのきよらに肥えあぶらつきたらんは、

外の色ならねば、さもあらんかし。

声に出して読むとなんとも気持ち良い。

学術文庫で読んでいるが、解説も分かりやすい。