古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日も善行堂12時から20時までの営業です。
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同志社哲学科の学生、河出の海外小説全集を取りにくる。
重たいのでバスで。
この夏に35巻読了するのでは。
西坂くん、SP盤の話など。
三好達治梅崎春生、お買い上げ。
福虎さんは、洲之内徹を。
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小山清の『犬の生活』を読み返したり、
中村正子詩集「胸のそこの川原で」を読んだり。
この詩集、店の2階にあったのだが、
以前私が買った詩集なのだが、いつどこで買ったか忘れている。
どこかの古本屋で手に取って読んで、私は良いと思った。
手に取るまで知らない詩人だったが、そういう発見が楽しい。
中村正子は、滋賀の詩人で、若くして亡くなった。
題字は山前実治、解題は大野新。
昭和35年の発行。
久しぶりに読んで、やっぱりよかった。
こんなの詩といえるのか、と最近思うことが多いなかで、
中村正子は詩のすばらしさを感じさせてくれた。