古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

山本さん、こんな本好きでしょ、と言って本を持って来てくださる。
見てみると、驚いたことに、新潮社版の江戸川乱歩選集の一冊で、『悪魔の紋章』だった。好きも好き、大好きな本ですよ。ありがたくてありがたくて。
今日はたくさんの人でした。
伏見から来てくれた若い人、『星を撒いた街』を読んで上林だけでなくもっと本が読みたくなったと。いい小説でしたと言ってくれる。何かが変わったとも。『昔日の客』と『迷ひ子札』と『関西赤貧古本道』を買っていただく。また来ますよ、と笑顔。
このところ上林暁傑作小説集『星を撒いた街』が好評で、ほんとに出せてよかったと心から思う。夏葉社の島田くんに感謝したい。
私の書いたものを読んで下さってるかたも増えてきているように思う。今日も「旅と本のコラム」の私が書いたページを開いて持って来てくれた人もいて、読んでますよ、とひとこと。うれしいことが多い一日だった。
望月さん、ご来店。
来週土曜日の「うめ吉」ライブに誘う。
戸田勝久さんも寄って下さる。
いろいろ楽しい話を。
水仁舎の北見さんも元気に仕事をしていると聞き、安心した。
美しい本をつくる北見さん、身体に気を付けてほしいです。