古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

Fくん、ご来店。
話していると、郵便物が。
本が届いたのだが、状態が気になっていたので、おそるおそる開ける。想像していたより悪くなかったので喜び、Fくんに自慢げに見せる。こんな本です。

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上林曉の『迷ひ子札』は、四六版よりちょっと小さなサイズで、装幀は栃折久美子。栃折さんの装幀の中でも特に優れたものではないだろうか。上林の本、また筑摩の本なので、贔屓の眼で見てしまうというのもあるだろうが。「迷ひ子札」は娘さんの結婚を扱って見事なものになっている。こんなにさらっと自分の気持ちを語るというのは本当にすごいことだ。読みながらこころがずっとじーんとなっていた。
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マサキング氏、娘さんと、登場。
最近入ってきた本を中心に見てもらう。
生田耕作から小染まで、幅広い読書を頼もしく思う。
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