古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

 夏葉社のSさんが来て下さる。
 バーナード・マラマッドの『レンブラントの帽子』を出版するというのだからすごいことです。
 善行堂で扱いますよ、これは。色々話を聞いて、この人ならやれる、期待できると思いました。
 全力で応援したいですね。善行堂にドカンとはやく置きたいですよ。そんな本なのです。
 今日、Sさんと会い、話せてよかった。
 わあ、話しているとき、吉田佐和子さん、登場。
 わあ、すぐに吉田劇場が。びっくりしただろうなあ、夏葉社のSさん。運が良いのか悪いのか。
 でも吉田さん、早速『レンブラントの帽子』一冊予約してくれました。
 吉田さんと由雄さん、また「ふろうえん」で食事か?
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 京都で働き始めたという青年が来てくれる。
 徳島出身で、アメリカの大学で映画の勉強をしたという。
 小津安二郎が好きだというのもうれしい。
 徳島で善行堂のことを雑誌で見たのだと。地元の雑誌だと。
 京都で3年ぐらい働いて学費をためて、アメリカの大学院に進みたい、などいろいろ話す。
 デコさんと3人で話せてよかった。あとでデコさんと、いい青年だったね、気持ちのよい青年だったね、と話す。
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 書店員の西村さんは、これから仕事だと。スゴイ本が明日発売される。
 デコさんを紹介する。善行堂の良心といっていいお二人。
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 臨川のセールがありました。
 いい本がありました。今年のベスト10入りになるでしょう、一冊です。
 近松秋江『戀から愛へ』、大正14年、春陽堂
 正宗得三郎の見返しの絵が素晴らしい。天金もきれいに残っている。函もきれい。