古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

福田屋書店のあとラッシュライフ

雨のなか傘もささず、福田屋書店へ。店頭は100円。尾辻克彦『超貧乏ものがたり』(PHP)。辻井喬『命あまさず 小説石田波郷』。 他の古本屋さんも数件まわる。谷口善太郎『綿』21円、河野多恵子『鳥にされた女』100円、山本鼎の装幀が素敵だった…

松岡荒村

昨日、古本、充分満足したのに、また今日も足が古本屋さんの方に行きたがる。 いい本が買えれば、今日も、と欲がでるし、買えなかった次の日は、今日こそは、と張り切ってしまう。 今日など、仕事が休みなので、家で昨日買った本を読んでいたらいいようなも…

第二回 谷町”月いち”古書即売会

今日は大阪古書会館の古書即売会へ行ってきた。5分前に入口に着く。海鯛さんが先頭だ。 まずやはり100円均一台へ。『ARE』が4冊並んでいた。2号が2冊、3号と5号各1冊。『ARE』は『SUMUS』の前の雑誌で、表紙は林さんの手彩色。もうほとん…

川島雄三

ガケの前を通ると、山下くんがいたので、少し立ち話。10月8日に、出町柳近くの「まほろば」で(前のガレージ)、秋のまほろば古本市があるのだが、山下くん出品するらしく、張り切っていた。ぼくも、扉野くんから、誘われていて、出品する予定。その日の…

早起き

デューク・ジョーダンの、「チボリ ワン」を聴きながら書く。(ウィルバー・リトル、ダニー・リッチモンド) マルギン前の100均があるので、早起きする。10時過ぎに着くと、ガケバイトの子子子ちゃんが熱心に見ていた。軽く挨拶して真剣な顔して見てま…

B書店

ある人から、B書店でいい本買いましたよ、と聞いたので、今日は家でジャズでも聴きながら、のんびりしようと思っていたのだが、やはりソムリエ、行かねばならぬと、昼前に家を出た。 今東光『十二階崩壊』100円、井上光晴『鬼池心中』100円、春山行夫…

前田寛治、好き

京都の古本屋さんめぐりが忙しくて、なかなか大阪まで廻れない。今日は思い切って、天神橋商店街まで足をのばそう、と思って家をでた。でも水明洞に寄っていくことにする。 仁木悦子の『林の中の家』は、真鍋博の装幀で、100円。科学読本『新浦島物語』は…

萬巻とどく

「萬巻」(天神さんの古本まつり目録)届く。口笛文庫の小林信彦に驚く。 今日は、「水明洞」に寄った。少し追加されていた。二葉亭の全集が5冊ぐらい出ていた。明治末に出た(博文館)ものなので、しばらく迷うが、荷物にもなるし、いろいろあって、やめて…

樟葉のブックオフ

樟葉のブックオフに行くことにする。駅から離れているので、「よし、行こう」と気合いをいれないと、なかなか行けない。 その前に、吉岡書店を覗いてみる。店内左の文庫棚に、安藤鶴夫『寄席紳士録』があった。何冊か持っているが、定価の半額(60円)なの…

500円で古本屋めぐり

ラーメン食べたあと、財布をみると、500円しかなかった。それでも古本屋めぐり? 買えるんです、500円でも。島村利正『桐の花』(日本経済新聞社)は、100円。これはこのあと電車で読み始めた。阿部昭『未成年』(文藝春秋)も、100円。阿部昭の…

北方人

『北方人』11号、まず、津田京一郎さんの詩人黒部節子さんについての文章、そのあと、盛厚三さんの伊上凡骨についての文章、を興味深く読む。 今日は休みなので散歩にでることにする。北ルートでまわる。「ガケ書房」に古本を追加、「全適堂」の様子も見に…

ジャズCD特価セール

JEUGIA三条店に行く。500円、800円、など、輸入版だが、確かに安くなっていた。500円のワゴンから、リチャード・デイビス『ワン フォー フレデリック』を買う。スウィート ベイジルでのライブ盤。共演者が誰だかわからないのが気になったが、勘で買…

現代小説選集

昨日買った『現代小説選集』のことは、高見順が『昭和文学盛衰史』に書いていたのだった。思い出した。それで読み返すことにした。文春文庫なのだが、よく文庫になったものだと思う。これは名著だと思う。出だしが、田山花袋と徳田秋声の生誕50年祝賀会の…

今日もS洞

恥ずかしながら、今日も、ヤドカリさがしに行ってきた。ヤドカリは一匹も見つからなかった。 でもいい本、買えた。『現代小説選集』、大正9年、新潮社発行。この本は、田山花袋、徳田秋声、誕生50年を記念して作られたもの。このときの祝賀会は盛大なもの…

S洞に行くが

由良君美の『言語文化のフロンティア』をやっと入手する。この学術文庫、見つけるのに、結構苦労した。 「びわこのなまず」さんが、いい本たっぷり買っているので、おこぼれを狙って、予定を変更して、S洞に向かった。加能作次郎の『世の中へ』が、100円…

ガケに寄って、最近血液型がOからAになった、山下くんと、おしゃべり。黒猫堂さんがご来店とのこと。私の棚からもお買い上げくださったそうで、うれしかった。また店にお邪魔しようっと。 全適堂は、閉まっていた。ご飯でも食べにいったのか。 今日は、古本…

植草甚一展

マルギン前の100円均一へ駆けつける。だんだん行く時間が早くなっている。昼すぎに行くことが多かったけど、今日は10時過ぎに到着。家から3分ぐらいなのでラクチンだ。 坪内祐三編集の明治の文学『広津柳浪』、これは全巻揃えたい。津野海太郎『歩くひ…

同窓会

さっき、高校時代の友人、白石から、同窓会のことで、メールがあった。守口高校1年7組の同窓会。担任は飯山先生。これは楽しみだなあ。岡崎も、「忙しいので欠席」というわけにはいかないだろう。白石の息子は、ぼくの自慢でもあって、今、大阪桐蔭でラグ…

北園克衛と花森安治

「中央公論」の表紙を何度もながめる。「中央公論」と言えば、滝田樗蔭や木佐木日記を思い浮かべる私は、相当なおっさんか。表紙を見ていると、なぜか、大学5回生のころを思い出した。留年したわけだが、卒論だけを残してのことだったので、気楽なものだっ…

かっぱセール

阪急百貨店の北、工事中のビル、もう少しで完成しそうだ。ブックファーストが入るらしい。楽しみだなあ、オープン初日に行く予定。 今日は阪急電車に乗って、かっぱ横丁へ行ってきた。やってるやってる、月に一度のワゴンセール。さて見ようとしたとき、ブッ…

高橋悠治

扶桑書房に電話する。4冊目でやっと買えた。版画荘文庫です。 加能作次郎や中戸川吉二の本が欲しいのだけれど、同じ気持ちの人が多いのだろう、なかなか安くは手に入らない。特に、中戸川はとても高い。ずらっと本棚に並べたいなあ。 今日はもう扶桑が届く…

扶桑書房古書目録

そろそろ届きそうな予感がしていたのだが、それが今日だとは。深夜、家に帰ると届いていた。明日ではなあ、ちょっと気持ちが沈んだ。注文する順番を決めないといけない。原則一冊注文、と決めているので、「はい、ございます」で、ストップがかかる。でも明…

黒衣聖母

日夏耿之介、第二詩集『黒衣聖母』(大正10年、アルス)を、800円で購入する。久々に手が震えた。函はないが背の皮の題せんは残っている。最初、背を見たとき洋書のように感じたのだが、棚から取り出してみたのがよかった。 田中殿山編、『珍談百種』(…

山崎12年

昨日安く買った、サントリー山崎12年、を飲んでいるが、さすがにコクがあって上手い。ぼくは少ししか飲めないのだが、酔っぱらうのは好きだ。酔っぱらって困るのは、ときどき変なメールを送ってしまうということ。ネットで本を買ってしまうということ。今…

久しぶりにたっぷり古本めぐり

休みだといっても特別なことなし。他にすることないのか、と独り言。なぜ飽きないのだろう、と思いながら家を出た。まず、銀林堂へ。20円のコーナーをざっと見て店を出る。2年に一回ぐらい20円でいい本買えるが、今日は何も買えなかった。ガケ書房で山…