古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

いよいよ明日ガケ書房に岡崎武志登場

今日海文堂に行きたかったのだが、明日のことがあるので、家にいて『読書の腕前』を精読する。福岡店長の酔っぱらいぶりを見たかったなあ。 明日は、岡崎に『読書の腕前』の内容についてぼくが話を聞くというかたちになると思う。著者本人からいろいろ聞いて…

三冊100円で六冊買うと200円

郵便局に行き、あるところに現金書留で1000円を送る。500円もかかったので驚く。 今日は普段はあまり行かない京都の古本屋さんをまわった。「善書堂」は河原町今出川を少し上がったところにある。入って右側の棚の底にある本は、何と3册100円なの…

ちくま文庫の品切れチェック

ちくま文庫の2007年版の解説目録が出たので品切れになった文庫をチェックする。この前やりかけたのだが、途中でストップしたままだったのだ。急がないとまだ残っているかも知れない文庫が本当に消えてしまう。古本屋さんで見つければいいのだが、ちくま…

ガケ書房善行堂で売れた本

今日から4月8日まで春休み。わっはっは。雨のなか散歩がてらに銀林堂、ぶんこ堂とまわるが何も買えなかった。古本のかわりに、ドンクで食パンを買って帰り、昨日精算してもらった善行堂の売り上げ票を見てあれこれ思う。今月は渋めの本が売れていた。串田…

CABIN9号

中尾務さん発行の雑誌「CABIN」が面白い。ガケ書房で入手できるが、どこよりも早く仕入れるようにと明日アドバイスしに行こうか。今回も充実した内容であった。 山田稔が前田純敬(小説『夏草』が芥川賞候補)のことを書いている。このエッセイが面白い…

古本屋に行かない日

ちょっとしたことがあり、土日と仕事が休みだったにもかかわらず、家に閉じこもっていた。テレビを見たり本を読んだりしてのんびり寝転んでいた。だから今日はあまり書くことがない。 ネットで古本を検索していると、真尾悦子(ましお・えつこ)の『阿佐ヶ谷…

梅崎春生全集

天牛書店での買い物。福永武彦の随筆集『別れの歌』100円、梅崎春生全集(新潮社)の7巻(詩、エッセイ、文藝時評など)300円。いつも安い本しか買わないのに、平さんはいつもいい笑顔で迎えてくれる。今日はイイ天気なので古本屋めぐりが楽しい。平…

城昌幸『歌の秘密』

あーす書房で、饗庭孝男『シエナ幻想』(皆美社、裸本)100円、鈴木志郎康『社会の詩』(筑摩、詩のおくりもの4)100円を買い、少し話をした。この前 由良君美の話をしたのだが、そのあと、若い子が「由良君美ありませんか」と来たという。例の四方田…

文童社

今日は休みだったので、家にいて仕事。仕事の前に脳のトレーニングをする。といっても、そんな難しいことはしない。ちくま文庫の解説目録、2007年版と2006年版を並べて、あらたに品切れになったのにチェックを入れるだけ。ナボコフの『青白い炎』も…

小沢書店の本

今日も寒すぎて身体の動きがにぶい。こんな日は古本屋さんに行くしかない。ふるえながらも、ぶんこ堂の店頭に座る。富本憲吉の『随筆集 陶器』(昭和23年、朝日新聞社、著者自装、カバーなし)、200円。神品芳夫(コシナ・ヨシオ)の『ドイツ冬の旅』も…

植草甚一スクラップブックの月報

急に日記に書き込めなくなり驚いた。何かいけない事でも書いたのかと思い読み返してみたが、あきれるばかりの古本話ばかりだった。それがいけなかったか。 にとべさん、ありがとうございました。おかげ様でまた書けるようになりました。 今日はまず、日本古…

恩地孝四郎

昨日は眠くて眠くてこの日記書けなかった。だから昨日のことをちょっと書いておく。 1、加藤一雄『近代日本の絵画』100円、徳力富吉郎『日本の版画』200円、蓮實重彦『夏目漱石論』(福武文庫)105円。 2、文藝雑誌『SNAKE』が届く。 3、新…

岡崎武志『読書の腕前』

天牛堺書店に電話して、今日の均一価格と何日目かを聞く。980円で3日目だという。また今度にしようと思い、天神橋筋の天牛に向かった。 夏目漱石『彼岸過迄四篇』(大正9年重版、春陽堂)350円、浅見淵『昭和文壇側面史』300円、江戸川乱歩『探偵…

書林かみかわ

古書目録「古書めぐ里」が届いたので、とりあえず集中する。一年ぶりぐらいか。 一冊だけ、と自分に言い聞かしながら見ていく。先着順だが、5日間内の重複分は抽選だという。まっ、抽選ということだろう。どうしても欲しい本はなかったが、ハガキに書名を書…

福原麟太郎が小説を書いていた

津田京一郎さんより、やはり雑誌『SNAKE』(出版者:潮會、出版地:東京)に福原麟太郎の小説が掲載されていたとの報告があった。「フラスコものがたり」3卷1号 大正6年1月 「従兄弟の結婚」 3卷6号 大正6年6月 「太陽を呼び返すもの」4卷1号 大正7年1月…

名作漫才選集1

『SNAKE』という雑誌をネットで検索して注文する。この号に福原麟太郎の執筆はないみたいだが、どんな雑誌なのか見てみたいと思ったので昨日の深夜に注文のメールを送ったのだ。今日はその送金のため郵便局へまず行った。 スーパー「マルギン」の前で、…

堀口熊二訳『オスカア・ワイルドの傑作』

やらなければならないことがあるのだが逃げるかのように家をでる。二条通りの「水明洞」「中井書房」から川端通りに出て「ブックオフ三条」、四条通りを越えて寺町の三密堂というのが今日の予定だった。残念ながら、水明洞の店頭100均箱は出てなかった。…

帖面舎の本

「サンパン」13号の執筆者近況報告を読むと、矢部登さんは、帖面舎私家版・限定版等書目をこしらえているという。私も帖面舎の本に興味をもっているので矢部さんの仕事に注目している。私が所有している帖面舎の本は、おそらく二冊だけだと思う。忘れてい…

村岡真澄詩集

小川和夫『平田禿木から福原麟太郎への手紙』(南雲堂)を買ったのは、2年前の「みやこめっせ」でのこと。300円だった。この冊子、『平田禿木選集』の付録みたいなもので、非売品となっていて四条畷学園図書館の印が押してある。福原麟太郎著作集の付録…

福原麟太郎の小説?

福原麟太郎の『この世に生きること』を読み返しているのだが、「青春記」というエッセイのなかに興味深いことが書かれてあった。福原麟太郎は若い頃(23才か24才ごろ)、小説を3つ書いたというのだ。豪華な同人雑誌に発表したというのだが、大正時代の…

森山大道『新宿+』

吉岡書店の店内で、森山大道の『新宿+』を手にとってみた。去年末に月曜社からでた文庫型の写真集だ。前から気になっていた文庫だ。分厚いのは、都築響一の『珍日本紀行』以上で、見ているうちに欲しくなった。増量新編という帯の言葉にも誘われた。 定価1…

天牛堺書店

あれっ、書いてた日記が全部消えてしまった。ショック。 天牛堺書店の均一台の値段は、4日ごとぐらいだろうか、ころころ変わっていく。今日は700円だった。以前は電話で均一価格を尋ねてから行くようにしていたが、よく考えてみれば、前もって、なんて邪…

澁澤龍彦解説のエルンスト

雨が降っているが、中途半端な降り方なので、しばらく様子をみる。キツイ降りだとやはり古本屋には行きにくい。店頭均一台が大好きな男なので、どうしても、そうなる。店のほうでも、雨が降れば、今日は店頭の追加はやめておこう、なんていうことになるのだ…

岡崎武志エイプリルフールイベント

今日はLマガの原稿を書く。朝からパソコンの前に座り、さて何を書こうかと考える。書くことが決まれば、900字ぐらいの短いコラムなので時間はあまりかからない。何を書こうかと楽しみながら考える時間が好きだ。 昼まえに岡崎から電話がありいろいろ話す…

ザボンの花

毎月第一金曜日はかっぱ横丁に行くことになっている。阪急電車を降りてコンビニに寄る。ポケットティシュを買いに入ったのだが、200円もするのでやめておく。これから100円の本を探しにいくのに200円は高過ぎる。本を買ってからにしよう。 なぜか又…